Emacs org-modeを使ってみる: (10) キーバインド2/3

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今回は,org-modeパッケージのdocフォルダ中にあるorgcard.pdfを元に,キーバインドをまとめてみる(二回目).
なおUbuntu 8.04 LTSとEmacs22上で, org-6.34c (2010年1月10日リリース)の利用を前提にしている.

リンク

説明 キー
現在の場所へのリンクを保存 C-c l (注1)
リンクを挿入 (TABで補完) C-c C-l
ファイル名を補完してリンクを挿入 C-u C-c C-l
リンクを編集 C-c C-l
ファイルへのリンクを開く C-c C-o
-- 別ウィンドウで開く C-u C-c C-o
リンクを開く mouse-1/2
-- 別ウィンドウで開く mouse-3
マークリング注に位置を記録 C-c %
最後に開いたリンクに戻る C-c &
次のリンクへ C-c C-x C-n
前のリンクへ C-c C-x C-p
ファイルの一部を編集 C-c '
内部リンク
記法 意味
<<My Target>> ターゲット
<<<My Target>>> ラジオターゲット (注2)
[[*this text]] 見出し
[[this text]] バッファ中の見出しあるいはテキスト
[[this text][description]] リンク表示
外部リンク
記法 意味
file:/home/dominik/img/mars.jpg ファイル,絶対パス
file:papers/last.pdf ファイル,相対パス
file:projects.org::*that text 見出し
file:projects.org::find me ターゲット/文字列
file:projects.org::/regexp/ 正規表現
http://www.astro.uva.nl/~dominik Web
mailto:adent@galaxy.net メールアドレス
news:comp.emacs Usenetグループ
bbdb:Richard Stallman BBDBの人物
gnus:group GNUSグループ
gnus:group#id GNUSメッセージ
vm/wl/mhe/rmail:folder メールフォルダ
vm/wl/mhe/rmail:folder#id メールメッセージ
info:emacs:Regexps Infoファイル:ノード
shell:ls *.org shellコマンド
elisp:(calendar) elispフォーム
[[external link][description]] リンク表示
補完

見出しの場合はTODO名を補完.「\」の後ではTeXマクロ,「#-」の後ではオプション名,「:」の後ではタグ名,その他の場合は英単語を補完.

説明 キー
補完 M-TAB

TODOとチェックボックス

説明 キー
項目の状態を変更 C-c C-t
次/前の状態へ変更 S-LEFT/RIGHT
次/前の状態セットへ変更 C-S-LEFT/RIGHT
ORDEREDプロパティを切換え C-c C-x o
TODO項目をスパース木で表示 C-c C-v
3番目のTODO語のスパース木を表示 C-3 C-c C-v
項目の優先度を設定 C-c , [ABC]
項目の優先度を削除 C-c , SPC
項目の優先度を上げる/下げる S-UP/DOWN (注3)
リストに新しいチェックボックスを挿入 M-S-RET
リージョン/エントリ/現在のチェックの切換え C-c C-x C-b
チェックの切換え C-c C-c
チェックボックスの集計 (C-uでファイル全体) C-c #

タグ

説明 キー
見出しのタグを設定 C-c C-q
全見出しのタグを整形 C-u C-c C-q
タグにマッチするスパース木を構成 C-c \
タグにマッチするアジェンダ表示 C-c C-o

プロパティと列表示

説明 キー
プロパティ/エフォートの設定 C-c C-x p/e
プロパティ行での特別コマンド C-c C-c
次/前の選択 S-left/right
列表示 C-c C-x C-c
動的なブロックでの列表示 C-c C-x i
列表示の終了 q
値の完全表示 v
値の編集 e
次/前の選択 n/p or S-left/right
選択リストの編集 a
列幅を広げる/狭める > / <
列を左/右へ移動 M-left/right
新しい列を追加 M-S-right
列を削除 M-S-left

  • (注1) このキーバインドは単にお勧めのものを示している.インストールマニュアルにあるように自分のキーバインドを選択すること.
  • (注2) 「#+KEYWORD」や「<<<target>>>」の行を変更した場合は,「C-c C-c」をタイプして変更を反映させること.
  • (注3) 実際のキーバインドは org-support-shift-select および org-replace-disputed-keys に影響される.